低用量ピルの服用で食欲増進や頭痛の可能性は?

日本では現在、約100万人もの女性がピルを服用していると言われています。
以前はあまり馴染みの無かった避妊薬ですが、最近は女性にとってより身近な存在となっているようです。
また、避妊目的だけでなくPMSや生理痛の緩和、子宮内膜症の治療やニキビの改善など、様々な用途でピルを処方するクリニックが増えた事も、多くの女性が飲んでいる理由と言えます。

女性は毎月生理になりますが、これは卵胞ホルモンと黄体ホルモンという、2種類の女性ホルモンが分泌しています。
卵胞ホルモンが増加する事によって卵胞が育ち、卵胞ホルモンの量がピークに達すると今度は、黄体ホルモンが分泌され排卵を起こすのです。

この女性ホルモン分泌が変化する事によって、生理が起こる仕組みとなっています。
ピルにはプロゲストーゲンとエストロゲンという、人工的に作られた女性ホルモンが含まれており、服用する事によって体の中の女性ホルモン量を一定にする効果を発揮します。
すると、排卵が起こらなくなる為、避妊の効果を得られるのです。

また、子宮内膜が厚くならないので生理痛や子宮内膜症の治療に有効と言われています。
女性ホルモンバランスが乱れて起こるニキビも、ピルを飲む事で治るケースが多いようです。

ただ、ピルは薬ですので副作用のリスクは、ゼロではありません。
最近はプロゲストーゲンとエストロゲンの量を少なくした、低用量のものが主流です。
ですが、はやり個人差はあるものの副作用を感じる場合もあります。

ピルを飲む事で妊娠中のようなホルモンバランスになる為、人によっては食欲が増進します。
また体内のホルモン環境が変化する事で、頭痛を感じるケースもあるようです。

このような症状が起こるリスクもありますが、低用量だと服用を続けていれば、徐々に体が慣れて副作用も感じにくくなるでしょう。